二宮町立山西小学校2年生の吉野明琳(めいり)さん(7)が、5月3日に川崎市で行われた全農杯全日本卓球選手権大会神奈川県予選会の小学2年生以下の部で3位入賞した。吉野さんは、7月26日から兵庫県で開催される全国大会に初出場する。
卓球経験者で、大人になってからも趣味で続けていたという父の影響で、乳児の頃からラケットを握っていたという吉野さん。自宅には卓球台があり、小学校に上がる前から、父と共にラリーの腕を磨いた。
現在所属している名門「たなかクラブ」(小田原市)に通い始めて1年。同大会には初出場で全国を決めた。
強さの秘密は、毎朝早起きして父と取り組む朝練だ。朝7時から40分間、課題や弱みだと感じている部分を特訓する。学校から帰るとたなかクラブの練習へ。卓球漬けの日々だが両親と弟の4人で、家族一丸となって取り組んでいる。
得意技とはにかむのはバックハンドで回転をかけながら強くレシーブを返す「チキータ」。時には中学生相手に試合することもあるというが、攻撃力が高く、相手のミスを誘うチキータを武器に勝利することもある。
県予選で毎試合声をかけられたのが「負けてもいいから強く行け」。優しい性格の吉野さんは「おっとりしてると言われる。もっと声を出して、強気で行くことを心がけた」と、同年代の中では身長が高く、パワーがあるのを生かして押し切った。
「将来はプロの選手になりたい」と話す。憧れはドイツのパトリック・フランチスカ選手。全国出場祝いに、フランチスカ選手モデルのラケットを買ってもらったといい、「このラケットで全国大会に出場する。ベスト16を目指す」と意気込んだ。
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