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中井町 描こう未来の公共施設 町民ら60人がワークショップ

社会

公開:2024年6月28日

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アイデア出しで盛り上がる子どもたち
アイデア出しで盛り上がる子どもたち

 中井町の生涯学習施設「農村環境改善センター」の建替えに伴い、新たな施設を作るためのワークショップ「わいがやサロン」の1回目が6月14日、同センターで開催された。子どもから大人まで60人以上が参加した。

 当日は、公共施設のプロデュースなどを行うアカデミック・リソース・ガイド株式会社の岡本真代表取締役がファシリテーターを担当。岡本さんは「公共施設建設などの大きな事業について話し合う時、人口も減るし、財政的なことも考えて、新しいことはやめておこうという考えになりがち。今日はその考え方をやめて、未来を予測するのではなく、未来を創っていきましょう」と呼び掛け、少人数のグループごとに独創的なアイデアを募り、紙に書き出した。

子どもの意見光る

 未就園児から中学生までが集まったグループでは、中井町の公式キャラクターと写真撮影ができる「なかまるくんの部屋」や、「1回10円のゲームセンター」、「職業体験ブース」、「無料提供のお菓子コーナー」など若者らしい発想も。参加した女子生徒は「学校帰りに立ち寄って勉強したり、友達とおしゃべりできる場所が欲しい。考えているだけで楽しい」と笑顔を見せていた。

 その他、「スカイツリーや東京タワーのようなシンボリックな建物」、「NHKのど自慢が呼べる・グランドピアノが置いてあるホール」、「宿泊施設」などの案が出た。

 グループ発表の際には、自然豊かで、夜になると星がよく見える中井町の特徴を生かした「天体観測できるドーム」の案に会場からは賛同の声も。岡本さんは「使い道までを想像したアイデアが素晴らしい。子どもから大人まで、わくわくした気持ちを育てていきましょう」と話していた。

「note」で発信

 同サロンの様子は投稿サイト「note」で発信中。

 わいがやサロン第2回として7月20日(土)に先進事例の東京都西多摩郡瑞穂町の公共施設等を視察訪問するほか、8月9日(金)に予定している第3回では、視察についての報告会とディスカッションを開催する。

 サロンは11月まで続き、全6回を予定。参加者の在住地は問わず、習いごとや地域活動などで中井町と関わる人も対象者としている。出入り自由。

 問い合わせは中井町生涯学習課【電話】0465・81・3907。

絵を描く参加者も
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