大磯小学校に通う中島大成君(6年)、大平航大君(6年)、佐藤龍道君(5年)、チュークエメカ芽里さん(5年)、田中はなさん(5年)の5人が、6月9日に行われた第10回全国小学生学年別柔道大会神奈川県予選で入賞した。
5人は幼稚園の頃からの幼馴染みで、現在は平塚市の龍城ケ丘柔道会に所属して懸命に練習で汗を流す。
県予選は横浜の県立武道館で行われた。参加者は400人を超え、学年や体重などで12の部門があり、各部門の1位が全国大会に出場できる。さらに各部門5位入賞以上の選手は県柔道協会の強化選手候補となるため、同大会は強化選手の選考会という一面もある。5人を指導する佐藤単師範は「全国を目標に真面目に練習に取り組んで、結果になってきている」と大会を振り返る。
同柔道会のキャプテンも務める中島君は3位に入賞した。佐藤師範も「器用で呑み込みが早い」という中島君。自慢の技で順調に勝ち進み、準決勝では以前から知っているライバル選手と対戦。判定までもつれ込み惜しくも敗れた。「次は絶対に勝つ」と力を込める。
大平君は5位入賞。「初戦は緊張した」というが、高い集中力で3勝のうち2回を一本勝ちで進む。「とにかく動いていろんな技をかける」という積極的な試合が得意だが、以前に出稽古で知り合った強豪道場の選手に敗れ涙をのんだ。
佐藤君は激戦の45kg以上部門で5位に入賞。70kgを超える選手もいる同部門では小柄な佐藤君だが、体格差を逆手にとって上手く相手を転ばせる試合運びには定評がある。3回戦の相手を振り返って「力が強かった」と悔しさを滲ませる。
柔道を始めて1年というチュークエメカさんは、初挑戦の県予選で見事3位に入賞した。「上達がとても早い。試合になると表情がグッと変わる」と佐藤師範。今は反復練習に力を入れ、スムーズな動きを身に着けるのが課題だ。
大内刈りから内股に変化する得意技で挑んだ田中さんは、昨年に続き5位入賞。「練習がない日も家でトレーニングする」という田中さん。足技に磨きをかけるとともに、背負い投げなど技のバリエーションを広げる練習に取り組み、来年の優勝を狙う。
「幼馴染みで皆本当に仲が良い。全国には届かなかったけれど、全員が強化選手に選ばれてほしい」と佐藤師範。5人は7月に出場する湘南地区大会に向け、今日も練習を重ねている。
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