政治の輝きをとり戻す。 自民党 紙上対談 中西けんじ参議院議員 × 河野太郎国務大臣
中西 今年の2月から、参議院の自民党会派に入れていただきました。
河野 自民党としても、経済・金融の現場がわかり、しっかり経済の議論ができる人材を必要としています。議論ができる参議院を実現してください。
中西 これまでも河野大臣とは、自民党の中でも考え方が近いなと思っていました。無駄を撲滅する行革に熱心に取り組んでこられたり、大臣就任後にも原子力予算にメスを入れたり、万が一、米軍の原子力空母に事故が起きたときの判断基準を横須賀市の要望通りに引き下げたり、河野節健在です。
河野 中西さんも行革に関しては、積極的に提案をしてこられましたね。
中西 各省庁が持っているデータを省庁横断的に利用することで、行政を効率化できると主張してきました。例えば厚生年金に加入しているはずの企業の従業員のうち約200万人が厚生年金に未加入になっている問題があります。そういう事業所でも法人税を払っているところはたくさんあるので、国税庁のデータと年金機構のデータを突き合わせれば、違法に年金加入逃れをしている事業所をあぶりだすことができます。
河野 今年から厚労省が調査に乗り出すことになりましたね。中西さんは今年1月の参議院予算委員会で、日銀の黒田総裁にマイナス金利の質問をしています。
中西 1月18日でした。銀行が日銀に預けている預金の一定額以上にマイナス金利をつけたらどうかという質問でした。
河野 その時黒田総裁は「マイナス金利の検討はいたしておりません」と答弁していましたね。もう少し、マイナス金利のメリット・デメリットをしっかりと議論できたらよかったのでしょうけど。
中西 アベノミクスは雇用面では成果を出しています。民主党政権下の2009年から2012年の間、15歳から64歳の生産年齢人口が167万人減少し、正規雇用も55万人減りました。自民党政権になった2012年から2015年、生産年齢人口は335万人も減少したのに、正規雇用の減少は36万人にとどまり、2014年から2015年には正規雇用が26万人増加に転じました。これを賃上げにつなげなければなりません。最低賃金が引き上げられ、パートの時給は上がっています。しかし、社会保険料の130万円の壁の前で時間調整されてしまい、年収増になりません。
河野 多くの企業の扶養手当もまだ103万円を基準にしています。パート年収を増やすためには、制度の改革が必要です。
中西 「失業なき労働移動」が大切だと思います。生産性の高い分野へ人材を動かす必要がありますが、これも河野規制改革担当大臣が取り組んでくださっています。
河野 規制改革会議で、働き方の選択ができる改革に取り組んでいます。子育てや介護のために労働時間を短縮したり、週休を2日よりも増やしても正規雇用で働けるようなルールの導入を目指しています。
中西 これからもよろしくお願いします。
河野 一緒に頑張りましょう。
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【中西けんじ】1964年生まれ、東大法学部卒。JPモルガン証券入社、取締役副社長で退社。2010年参院神奈川選挙区で初当選。趣味…登山・ジョギング・読書。好きな食べ物…焼き鳥。
■企画・制作…自民党神奈川県第15選挙区支部【電話】0463・20・2001
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