大磯町の鳥に制定されているアオバトが、可愛い飴菓子になった。
考案したのは、町内でギャラリーさざれ石とカフェあおばとを経営する上村たか子さん。「子どもの頃、ごほうびに飴をもらえるのが嬉しかった」思い出を持つ。伝書バトを飼育していた経験があり、照ヶ崎海岸へ集団で飛来するアオバトに親しみを感じていたという。「手頃な値段で買えて、大磯らしいお土産やちょっとしたプレゼントにもなるかも」。アオバトの金太郎飴を作ることを思いついた。
インターネットで菓子店を調べたところ、昔ながらの製法で飴作りをしている小田原市の(有)中野製菓が製造を引き受けてくれた。上村さんは、自然界に生きるアオバトの特徴を考慮。飴の着色料には赤大根やクチナシ、炭といった天然素材を使用した。海水を飲むアオバトの習性にならい、優しい甘さにほんのり塩味が溶け込んでいる。
試作を繰り返して完成した「あおばとキャンディ」。カフェの常連から「アオバトになりたかったアヒルちゃんみたい」といわれるのはご愛嬌だ。「それも手作りならではの良さ。飴を食べてぜひアオバトに会いに来てください」と上村さんは話す。大磯ゆかりの人物吉田茂が愛したバラで、次の飴を企画しているそう。
飴は1袋350円。工芸作家がアオバトの絵柄を彫刻したガラス瓶入り770円。どちらも容量60g。カフェあおばと(大磯1174)で販売している。
問い合わせは同店【電話】0463・67・9662。
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