2018年度当初予算の編成を進める二宮町は、1次査定を終えた段階で歳出超過が4億8千万円に上る編成状況を公表した。2次査定や調整を経て収支の均衡を図るが、財源不足に伴う厳しい町政運営が迫られる。
庁内各課から報告される要求段階での歳出超過額は6億4494万円で、1次査定後は4億8086万円。年明けからは、町長と副町長による2次査定が続いている。
一般会計の歳入見通しは72億3021万円で、前年度予算の1次査定終了時と比べて1億6763万円(2・27%)の減少。歳入の柱となる町税は4717万円(1・36%)の減収を見込んでいる。
歳出面では、人件費や扶助費などの義務的支出が膨らみ、財政の自由度が低下。庁舎移転などの大型事業を控えて厳しい財政状況が続くことから、経常収支比率の抑制が求められている。
新規事業については、効果の明確化と人件費の抑制、実現可能性を踏まえた上で予算精査を進めた。主な新規事業には、▽病後児保育事業の実施▽子育て世代包括支援センターの充実▽コミュニティースクールの導入に向けた環境づくり▽ラディアンの魅力向上と図書館の利便性向上▽就職相談や事業者とのマッチング支援などの就業支援の検討▽避難所運営マニュアルの更新▽耐震性を有する庁舎整備の推進▽高規格救急自動車の更新、などを掲げている。※6日起稿
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