大磯警察署は、傷害事件を想定した緊急配備訓練を5月31日に行った。通報を受けてからの初動対応から逮捕までの一連の動きを確認。署員と県警本部通信指令課、町立大磯幼稚園、大磯町消防署の関係者など約100人が参加した。
同幼稚園に不審者が現れたという想定の下、園の職員が、警察官が扮する怪しい男に声を掛けて園児たちは避難。男は職員を刃物で傷つけ、その場から去った。
110番通報により緊急配備が敷かれ、現場に駆け付けた警察官が逃げた人物の特徴などを職員にたずねた。付近の大磯駅前でも聞き込みを行い、タクシー乗務員の目撃情報から男の行方を追った。
捜索中のパトカーが同町西小磯の路上で被疑者を発見。「急いでいる」と立ち去ろうとする男が手提げ袋からナイフを出すと、警察官が身柄を取り押さえ「逮捕」した。
訓練は、一昨年7月に相模原市で起きた津久井やまゆり園の事件をふまえて実施。松嶋誠署長は「実際の事件では失敗は許されない」と話した。
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