長野県高山村の小学3年生と保護者など約100人が7月7日に二宮町を訪れ、梅沢海岸で町民と一緒に地引網体験などをして親睦を深めた。
山間部に位置する同村が海のある自治体と交流したいという希望から、神奈川県の仲立ちで2001年に始まった地域間交流事業。両町村で訪問団を結成し、毎年夏に互いの地を行き来している。
バス3台で到着した高山村一行を、二宮の小学生と保護者、地区長、町職員などが拍手と横断幕で出迎えた。村田邦子町長は「二宮町のお友だちといっぱい遊んで思い出を作ってください」とあいさつした。
地引網では参加者が力を合わせて網を引き上げ、タイやカマス、大漁のイワシなどが網にかかり、子どもも大人も大喜び。朝3時に起きてきたという高山村の児童は「獲れたての魚にさわった。海にいると気持ちがいい」と笑顔を見せた。
昼食後は、シニアリーダーズクラブの青少年ボランティアのリードで両町村の児童がレクリエーションゲームを楽しんだ。
8月には二宮町の親子らが1泊2日の日程で高山村に滞在する予定。二宮小学校の3年生は「山登りが楽しみ」と話した。
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