神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

二宮シルバーに全国表彰 いきいき就業 「長寿の里」で貢献

社会

公開:2018年7月13日

  • X
  • LINE
  • hatena
左から二宮町シルバー人材センターの秋山伸司副理事長、秋山守事務局長、内藤理事長、脇俊二常務理事
左から二宮町シルバー人材センターの秋山伸司副理事長、秋山守事務局長、内藤理事長、脇俊二常務理事

 高齢者に働く場を提供し、生きがいづくりや社会参加を促す一般社団法人二宮町シルバー人材センターが、全国シルバー人材センター事業協会から優良団体として表彰を受けた。

 中野サンプラザホールで6月21日に行われた同協会の定時総会で表彰があった。優良シルバー人材センター表彰を受けたのは、全国1320団体の中から10団体。活動が活発で地域への貢献度が高く、他のセンターの模範となる事業運営をしていることが認められた。

 表彰状を受け取った二宮町シルバー人材センターの内藤三義理事長は「会員や先人たちが積み重ねてきた努力の賜物です」と喜びを語る。県内では大井町と愛川町のセンターも表彰された。

平均年齢72・5歳

 1991年に設立された二宮町生きがい事業団を前身とする同センターは、2012年の法人化と同時に現在の名称になった。会員数は181人で、平均年齢72・5歳。

 ふすま張りや筆耕などの技能、民間企業、家事支援、除草、植木剪定、町営駐輪場と公園、施設の管理といった8つの職種があり、2017年度は2434件の仕事を受注した。健康で働く意欲のある60歳以上の人なら会員になれる。

社会の担い手に

 超高齢社会を迎え、生産年齢人口が減少するなか、国は1億総活躍社会の実現を目指す。福祉政策の観点で誕生したシルバー人材センターは新たな役割を求められ、地域社会の担い手として高齢者の活躍も期待される。

 一方で、全国のシルバー会員数は9年前のピーク時より7万人少ない約72万人と伸び悩む。定年の延長や再雇用の拡充、より多くの収入を求めて民間への就業などが背景にあるという。

 二宮町シルバーでも会員の増強を重点計画に掲げる。高齢者世帯や共働き家庭の増加で家事支援のニーズが高まると見て、現在32人いる女性会員を特に増やしたい考えだ。

 昨年は顧客満足度調査を実施。内藤理事長は「質の高い仕事が求められている」と話し、接遇を重視した会員のレベルアップにも取り組む。就業機会の拡大に向けて請負・委託以外の派遣事業を伸ばし、空き家の管理業務にも乗り出す予定という。

大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6

描こう未来の公共施設

中井町

描こう未来の公共施設

町民ら60人がワークショップ

6月28日

2030年度末に完成

二宮町ラディアン周辺整備

2030年度末に完成

1エリアに3施設集約

6月28日

地引網「台舟」知って

大磯伝統漁

地引網「台舟」知って

高齢化で継承不安も

6月21日

卓球全国大会に出場

山西小2年吉野さん

卓球全国大会に出場

チキータ武器に7月挑戦

6月21日

能登派遣の教訓共有

二宮町

能登派遣の教訓共有

全職員対象に研修実施

6月14日

レンズに収めた「さかな愛」

大磯町

レンズに収めた「さかな愛」

地元高校生が写真展

6月14日

あっとほーむデスク

  • 6月28日0:00更新

  • 6月21日0:00更新

  • 6月14日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年6月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook