秦野市で公立中学校の理科教諭から校長、教育長まで務めた。公職を引退後は大学講師を経て、現在は教員をめざす人を指導する企業の顧問として全国を飛び回り、後進の育成に携わる。
学生時代に経験した家庭教師で「相手を楽しませて、その気にさせる」喜びに目覚め教職を志した。定石にとらわれないユニークな授業で生徒の心を掴み、教え子から「今でも覚えています」と声をかけられることも。叙勲受章に「あらためて周囲に支えられてきたことに気付いた。前ばかり見て歩んできた自分に、立ち止まって振り返る機会を与えてもらった」と感謝する。
狭い教員の世界を飛び越え、社会と関わることを好む柔軟な生き方から、しばしば「教師らしくない」「民間で通じる」と言われることを「最高の褒め言葉」と喜ぶ。「公職を退いた時が人生の第2幕、今回が第3幕のスタートと考え、自分にできることで世間に恩返しをしながら、『万年青春』を胸に様々なことに挑戦していきたい」と話す。60歳から始めたエレキギターでバンド活動も続けている。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
呼び出しベルでオンリーワンに6月28日 |