700年余りの歴史を持つ「高来神社夏季例大祭 御船祭」が、7月14日(日)に大磯町で催される。
照ヶ崎海岸にまつわる伝説に由来する同祭。その昔、蛸之丞(たこのじょう)という大磯浦の漁師が海中から光を放つタコを見つけて船に引き上げると、タコは千手観音像に姿を変えた。蛸之丞は像を高麗寺(現在の高来神社)に奉納し、千手観音が引き上げられた場所は照ヶ崎と呼ばれるようになったという。
かつては漁師の祭りとして催行され、船で花水川を遡って高来神社へ赴き、神輿に御霊を乗せて海上から照ヶ崎海岸へ向かう海上渡御を行っていた。後に同神社の神輿を先頭に各町の神輿が練り歩く陸上渡御に代わり、偶数年のみ水引や幟などで飾り立てた船形の山車が登場するようになった。
今年は奇数年のため山車が出ない。神輿は午前6時に高来神社を出発。高麗・山王町・神明町・北下町・南下町・照ヶ崎を練り歩き、 西湘バイパスの下を通って式典会場(大磯港県営駐車場)を目指す。正午から神事を執り行い、巫女による浦安の舞が奉納される。
祭前夜の13日(土)には、JR大磯駅前で午後6時から宵宮が行われ、南本町・北本町・神明町・茶屋町の神輿が集まる。
式典会場は大磯駅から徒歩約10分。祭に伴い、周辺道路では交通規制が敷かれる。
問い合わせは高来神社【電話】0463・61・1146へ。
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