二宮町の徳富蘇峰記念館で特別展「徳富蘇峰愛用の印章コレクション」展が開かれている。明治から昭和にかけて活躍した言論人の蘇峰が使用した約500顆もの印章から、選りすぐりの123顆を展示。
書画の落款として押す姓名印や雅号印をはじめ、風流な言葉などを刻んだ関防印、蔵書印や住所印ほか木材や石、陶器、動物の角など材質も多種多様。96歳の祝いに彫られた水晶印は、95歳で生涯を閉じた蘇峰が押すことがなかったという。篆刻を発展させた山田寒山や紙幣の日本銀行総裁印を手掛けた益田香遠ら篆刻家にもスポットを当て、印章の制作工程や印種もパネルで紹介。12月25日(金)まで。
学芸員の塩崎信彦さんは「名だたる篆刻家が蘇峰をはんこで表現した。遊び心を備えた蘇峰の文人としての一面を感じてもらえれば」と話す。
午前10時から午後4時まで。入館料一般500円、大学生・高校生400円。月曜日休館。問い合わせは同館【電話】0463・71・0266。
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