神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

二宮町 避難所へ間仕切り・授乳室 感染対策加え防災協定

社会

公開:2020年7月17日

  • X
  • LINE
  • hatena
段ボール製の間仕切り(写真右上)と授乳室(上)
段ボール製の間仕切り(写真右上)と授乳室(上)

 風水害や大規模地震などに備えて避難所での感染症対策も求められるなか、二宮町は民間企業と災害時の供給物資に関する協定を7月8日に締結した。避難所を開設する際に組み立て式の間仕切りや授乳室を設ける。

 厚木市に本社工場を置く段ボール製品の製造販売・タイヨー株式会社(内野貢代表取締役社長)と連携。感染予防や避難所生活でのプライバシー確保を図るため、段ボール製の間仕切り70組560枚を購入した。災害発生時には町が必要に応じて同社へ供給を依頼する。間仕切りを8枚つなぎ合わせると、囲いの面積は4平方メートル。避難してきた各世帯の人数に応じて枚数と広さを調整する。

 授乳室は、村田邦子町長が女性の視点から導入を提案した。5分程度で組み立てが可能で、出入り口はカーテンで閉じる。7カ所の避難所に用意し、更衣室としての利用も想定している。

 町役場で締結式が行われ、村田町長は「新型コロナウイルスの影響で飛沫感染の防止は近々の課題となっている。いざという時に備えるため協力をお願いしたい」とあいさつ。同社の西川武次郎取締役副社長は「わが社の役割をしっかり果たしていきたい」と話した。

医薬品など調達も

 9日には平塚中郡薬剤師会、ラーメン製造のAFURI株式会社=厚木市=と防災協定を締結。災害時、町は同会から医薬品提供や救護所への薬剤師派遣を受ける。4月に、自社で生成した除菌用の次亜塩素酸水を町へ無償提供したAFURIからは、避難所で使用する次亜塩素酸水やカップ麺を供給してもらう。

 また、隣接する中井町にホームセンターが開店したことを機に、NPO法人コメリ災害対策センターとも6月に協定を結んだ。店舗からヘルメットや土のう、日用品などを調達する。

村田町長(左)と西川副社長
村田町長(左)と西川副社長

大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6

描こう未来の公共施設

中井町

描こう未来の公共施設

町民ら60人がワークショップ

6月28日

2030年度末に完成

二宮町ラディアン周辺整備

2030年度末に完成

1エリアに3施設集約

6月28日

地引網「台舟」知って

大磯伝統漁

地引網「台舟」知って

高齢化で継承不安も

6月21日

卓球全国大会に出場

山西小2年吉野さん

卓球全国大会に出場

チキータ武器に7月挑戦

6月21日

能登派遣の教訓共有

二宮町

能登派遣の教訓共有

全職員対象に研修実施

6月14日

レンズに収めた「さかな愛」

大磯町

レンズに収めた「さかな愛」

地元高校生が写真展

6月14日

あっとほーむデスク

  • 6月28日0:00更新

  • 6月21日0:00更新

  • 6月14日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年6月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook