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10年間の活動を発表 コンクールに湘南二宮竹の会

社会

公開:2021年9月3日

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湘南二宮竹の会のメンバー(同会提供)
湘南二宮竹の会のメンバー(同会提供)

 二宮町で里山の再生を目指して竹林整備などを行っている「湘南二宮竹の会」(宮下啓一会長)=人物風土記で紹介=が、神奈川県代表として「関東・山梨ブロック林業グループコンクール」に参加し、活動内容や課題について発表した。

 同コンクールは林業団体の相互発展や資質向上を目的に、1都7県の代表団体が参加して毎年開催されている。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会場での発表はなく、音声入りのパワーポイントデータを作成して提出した。

 同会は2010年設立。町の主導で「里山づくり推進協議会」ができたことをきっかけに活動を始めて11年目となる。会員は大学生から80代までの地域住民など31人。高齢化や後継者不足によって、手入れが行き届かなくなった約8000平方メートルの竹林を整備している。

 伐採竹を用いた竹垣や門松づくり、小学校へ出向いて水鉄砲や竹とんぼ工作の指導、園児の田植え体験への協力も。里山の自然に親しみ、演奏会やみかん狩りなどの交流イベントも実施している。活動は月2回ほど。

 宮下会長は「放置竹林の割合は発足当時の約30%になった。竹林保全に携わる人材の育成と竹材の有効活用を図り、楽しく地域に根差した活動をしていく」と話す。

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