女性が開発に貢献した優れた商品やアイデアを県が認定する「神奈川なでしこブランド」の2022年度認定商品に、大磯町商工会女性部が中心となって開発したミカンアロマオイル「大磯 frais ―Tekka―」(オオイソ フレ テッカ)が選ばれた。2月3日に県庁で認定式が行われ、高橋みどり部長が黒岩祐治県知事から認定証を受け取った。
同ブランド事業は、女性の登用や活躍の効果を広く周知し、女性活躍推進を図ることを目的に、県が13年度から認定商品を発表しているもの。今年度は廃棄される花を活用したキャンドルや、障害の程度にかかわらず結婚式をあげられる支援サービスなど、応募総数46件の中から14件が新たに認定された。
女性部のアロマオイルは、原料に町産摘果ミカンの皮から抽出した柑橘油を使用したもの。栽培時に間引かれ廃棄される摘果ミカンを活用した町の新たな特産品づくりを目的に「女性が手に取ってくれるものを」と商品開発に取り組み、2018年秋に完成させた。相模女子大とも連携し、ネーミングやラベルデザインなどに学生のアイデアが取り入れられている。
新たな取り組みも
認定証を受け取った高橋部長は「みんなで頑張ってきたことが認められた結果と思い、とてもうれしい。コロナ禍で活動ができずアロマオイルの生産も休止していたが、これを機に今年こそ再開していきたい」と思いを語った。さらに、これまで県外の業者に依頼していた柑橘油の抽出作業を地元でできるようにする構想や、相模女子大と連携して大磯の柑橘を使った新たなスイーツの開発に取り組んでいることなどを明かした。
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