小倉將信 こども政策担当大臣 特別対談 意見広告 大磯・二宮の子どもたちを守りたい 聞き手 盛 宏明(もり ひろあき)
小倉將信(おぐら まさのぶ)こども政策担当大臣と、盛宏明(もり ひろあき)が対談を行った。4月に発足する「こども家庭庁」の目的や取り組む課題、目指している将来の社会の姿などについて意見を交わした。
「こどもまんなか社会」を目指す
盛 小倉大臣、本日はお忙しい中ありがとうございます。いよいよ、4月からこども家庭庁が発足しますね。
大臣 よろしくお願いします。少子化の問題が叫ばれて久しいですが、今まで、こどもに関する政策はどうしても我々大人本位のものになってしまっていました。そこで、こどもや若者から直接意見を聞き、政策に反映していけるような「こどもまんなか社会」を目指す組織として、こども家庭庁を設置する運びとなりました。
盛 こどもや若者から直接意見を聞くとおっしゃいましたが、具体的にどのように取り組んでいるのでしょうか。
大臣 こども政策の指針である「こども大綱」の策定にむけて、これまでに6回「こどもまんなかフォーラム」を実施し、私自身も直接こどもや若者からアイデアをいただきました。その他にも、児童館や児童養護施設、若者向けシェアハウスなどを訪問し、意見交換を行いました。これからは各自治体ベースでも、こどもや若者の意見を聞いていくことが重要になってくると思います。
盛 地方自治体には、具体的にはどのような取り組みを推進していくことになるのでしょうか?
大臣 行政職員によるアンケートやパブリックコメントの実施、審議会、懇談会への若者やこどもの参加の促進などが挙げられます。そして何より、SNSを活用することが鍵となってくるでしょう。若い世代にとって身近なものであるSNSを通した意見収集、さらにはフィードバックの内容等の発信を地方自治体には促していこうと思います。
子育てしやすい環境の整備
盛 こども家庭庁では、こどもだけでなく、こどもを養育する立場の人も支援の対象になるのですよね?
大臣 こどもや若者が社会で活躍できるような支援を行うことに加えて、全ての結婚、子育て世代がライフプランを設計し、子育てしやすい環境を整えていくことが肝要です。具体的には、「出産・子育て応援交付金」などが挙げられます。これは、伴走型支援と10万円相当の経済支援を組み合わせたものになっています。
盛 今後、こども家庭庁は中央省庁における子育て問題解決の先駆者のような存在になっていくのではないかと思いますが、育児に必要な手続きなど、子育て中の親の負担軽減となるような取り組みは考えておられますか。
大臣 こどもに関連する行政のデジタル化をいち早く進めようとしています。まずは、保育所の手続きの際の就労証明書のデジタル化に着手しました。将来的には妊婦健診やこどもの予防接種など、様々な手続きをオンライン化したいと考えています。
盛 就労証明書というとピンポイントですね。
大臣 そうですね。というのも、現状では、就労証明書は保護者が毎年、企業の責任者に「書いてください」とお願いするものなんですね。何が言いたいかというと、いまだに手書きなのです。しかし、これは保護者の心理的負担にもなりますし、企業の事務的負担にもなりますよね。そこで、DXの一環として就労証明書のデジタル化を行っていきます。マイナポータルを活用し、様式を統一してオンラインで提出できるようにしようとしているところです。
盛 将来を見据えて、一つの視点からのみならず、多角的に取り組んでおられるのですね。
大臣 これからは、よりマクロの視点での政策が必要になってくると考えています。私自身、こども政策担当大臣のみならず少子化対策大臣としても様々な問題に取り組んできているのですが、少子化という大きな問題に対しては、こども政策に限らず、社会保障政策、雇用政策、労働市場の改革・働き方改革、住宅政策や地方創生など幅広いものに取り組んでいかなければ、抜本的な解決にならないと感じています。様々な分野の人と連携していくことが、今後ますます求められていくのではないでしょうか。
盛 今日は貴重なお話を伺えました。私も大磯・二宮の子どもたちの健やかな成長のために微力を尽くしたいと考えています。
大臣 盛さんのような若い政治家が誕生し、地域から子ども政策をリードできたらいいですね。
盛宏明
morihiroaki1107@gmail.com
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