中井と秦野、平塚の土屋のゲンジボタルには「方言」がある―。例年、ホタルの飛翔が確認される中井町の厳島湿生公園。「中井のホタルは光り方が違う」という噂を聞き、その真相を秦野市にある自然観察施設「くずはの家」の高橋孝洋所長に聞いた。
高橋所長によると、中井や秦野、平塚の土屋地域のホタルは「方言」とも呼べる光り方の特徴があるという。
ゲンジボタルは日本の固有種。発光することでコミュニケーションをとるといい、岐阜県あたりを境に、2秒間隔で光る西日本タイプと、4秒間隔で光る東日本タイプとに分かれる。
中井などで見られるホタルは東日本タイプに分類されるが、光りの間隔は約2倍の「7〜8秒」。発光パターンが突然変異し、地域個体差として広がったと考えられる。高橋所長は「観察する際はストップウォッチを持って光る時間を計ってみて」と話していた。
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