糖度12度以上の甘さが特徴のハウスみかん「湘南の輝き」の出荷が、大磯町生沢のJA湘南大磯柑橘選果場で6月29日から始まった。露地みかんより3カ月以上早く収穫できるため、お中元など贈答品としても珍重されている。
「湘南の輝き」はJAが2005年に商標登録したブランドみかん。収穫時期を早めるために、温室内を11月頃から暖め、水切りなど潅水管理を徹底したり反射シートでまんべんなく太陽光を当てることで糖度を高め、酸味を抑えている。
今年は大磯町と二宮町の生産農家4戸で約20トンの出荷を予定する。初日は約770キロが出荷され、小田原、平塚、横浜の市場へ送られた。
JA湘南ハウスみかん組合の小林範治組合長(54)は「今年も糖度12度以上で酸味1・0を切った、よくできた味のとてもおいしいみかんができた」と話した。
販売価格は化粧箱1・25キロ入り2800円、2・5キロ入り5000円。段ボール5キロ入り8500円。近隣では平塚市寺田縄にあるJA湘南大型農産物直売所あさつゆ広場(【電話】0463・59・8304)などで販売している。
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