大磯町郷土資料館(大磯町西小磯446の1)で企画展「大磯の災害-関東大震災から100年-」が開催されている。10月31日(火)まで。防災意識の向上を目的に同館が主催し、大磯町災害救援ボランティアの会が協力、神奈川県博物館協会が後援している。
今回の展示では過去の被害を学び、将来の災害に備える構成になっていることが特徴。
1979年から80年の間に大磯町消防本部によって記録された、当時大磯町に住んでいた関東大震災の体験者の証言音声も展示。列車が転覆するなどの被害の様子が語られており、被害の実態を追体験できる。当時の大磯における被害の統計も掲載されており、過去の被害状況を学ぶことができる貴重な機会となっている。また、災害時の避難方法やハザードマップ、ペットの防災などを防災グッズの展示やクイズから学べる。
同館職員の富田三紗子さんは、「自然災害は将来いつ起こるか分からないが、毎日のように警戒するのは精神的にも辛い部分があると思う。関東大震災の節目の日に、過去の被害と同時に今後の防災も考えるきっかけになれば」と話した。
午前9時〜午後5時。観覧無料。毎週月曜休館(9月18日と10月9日は開館)で月曜が祝日の時は翌日休みで館内整理日の本日9月1日が休館。
また、9月9日(土)はペットと一緒に避難訓練ができる「避難しよう!ペットも一緒に」が県立大磯城山公園ふれあい広場で開かれる。午前9時から11時。参加無料。(問)同館【電話】0463・61・4700。
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