大磯町東町在住の安池一雄さん(95)が、8月に行われた「世界マスターズ水泳選手権2023九州大会」の3種目で優勝した。記録は平泳ぎ50mが1分29秒46、背泳ぎ50mが1分12秒15、同100mが2分40秒26。安池さんは出場選手の中で最年長だった。
「それは嬉しかったですよ」と優勝をかみしめる安池さん。幼少期から大磯の海岸で泳ぐことに親しみ、人命救助で表彰を受けたこともある。30代で中耳炎を患い、長らく水泳からは遠ざかった。75歳のときに一念発起し、同日本大会に出場。12位という順位が悔しく、それから優勝を目指し毎年出場した。出場し続けて約10年後の86歳、背泳ぎ3種目で初優勝。90歳で出場した同アジア大会では背泳ぎと平泳ぎ合わせて4種目で優勝するなど現在も成長する喜びを感じている。
「一生挑戦」掲げて
「まだまだ若い人に負けたくない」と、週3回、平塚の水泳スクールでタイムの更新を目指して練習に励む。水泳の他には絵を描いたり俳句をたしなんだりしており、充実した生活を送っている。大事にしているのは「一生挑戦」する気持ち。「『年を取ったから』とあきらめずに頑張りたい」と快活に話した。
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