県西部、湘南地域を中心に活動するSEISA OSA レイア湘南FC(大磯町国府本郷)が9月21日〜24日に福島県で開催される「2023 プレナスなでしこリーグ 2部入替戦予選大会」に出場する。アマチュアの最高峰「なでしこリーグ」に昇格するための大会で、予選大会の上位3チームが11月のなでしこリーグ2部入替戦に進む。
レイアは現在関東リーグ1部に所属している。2021年に入替戦予選大会に初出場。予選を勝ち上がり入替戦への挑戦権を得たものの、一歩届かず昇格を逃した。22年は予選大会で4位敗退していることから、今年が3回目の挑戦となる。
去年から主将を務める遠藤彩椋(さくら)さん(23)は、「目指しているのは、パスで相手を翻弄し、自分たちのペースで攻め切るバルセロナのようなサッカーで勝つこと。でも今年は、とにかく結果を求めることにこだわりたい」と意気込む。
入替戦予選を通過すると、ホームとアウェーの4チーム総当たりのリーグ戦となる。遠藤さんは「入替戦に進むことができれば、県内でホーム戦になる。地元の皆さんが観に来られるように、必ず勝ち進むので、応援をお願いします」と笑顔で前を見据える。
チームには星槎国際高校に通う高校生や大学生のほか、地元企業などで働きながら競技に打ち込む社会人の選手たちが所属している。
多様なバックグラウンドを持つ選手たちをプレーで鼓舞し、まとめあげる遠藤さんは「一人一人が強みを持っているチーム。点をとる場面はもちろん、パスを回して攻め込む過程を楽しんでもらえればうれしい」と話していた。
二宮出身の選手も
二宮町在住で、一色小学校、二宮中学校出身の武莉子さん(21)は「小学校の時のチームメイトが応援してくれたり、地元の方が『がんばってね』と声をかけてくれたりすると、恩返ししたいと思う」と地元からの声援に背中を押されていると感じている。「私のポジションはセンターバック。闘志あふれるプレーでチームメイトを盛り上げ、見ている人を楽しませるような意外性のあるプレーがしたい。そして地元の子どもたちの目標になれたらうれしい」と話していた。
遠征費など協賛募る
福島県で開催される予選大会や、アウェーでの長距離移動が予想される入替戦に出場するための遠征費等を支援し、レイア昇格の後押しになればと、地元商店主らが中心となり、昇格応援金の協賛募集も始まっている。
協賛は、個人1口5000円、法人は1口1万円から。オフィシャルホームページへの社名、名前の掲出や選手直筆メッセージの送付、昇格が決まった際には記念マフラー贈呈など特典有。
問い合わせはSEISA OSA レイア湘南FC事務局【電話】0463・64・2685【FAX】0463・64・2686。
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