大磯小学校PTAが発行する広報誌「いそかぜ」が、第45回全国小・中学校PTA広報紙コンクールの小学校の部で全国2位にあたる日本PTA全国協議会会長賞を受賞した。11月24日にホテルニューオータニ(東京都)で授賞式が開催された。リーダーの清水豊子さんは「協力的な仲間たちと活動できた。保護者の熱量が伝わればうれしい」と笑顔を見せた。全国で受賞は3年連続。同誌は今年、神奈川県のコンクールで最優秀賞を受賞。
同コンクールは、全国の小中学校で昨年度に発行されたPTA広報紙の中から優秀作品を選出するもの。リーダーの清水さんのほか、笹田美帆さん、豊田裕美さん、山口洋子さん、田邉麻衣さん、前澤直子さん、杉谷千絵さんの7人で構成される「広報サポ」が紙面づくりを担ってきた。
7人の中で一番長く、5年間広報サポで活動してきた笹田さんは、「磯小のPTAが任意加入となったことで、PTA活動って楽しそうだな、やってみようかなと思ってもらえるような広報を目指した。『いそかぜ』の役割が明確になったのが、受賞につながっていると思う」と話す。
大磯小は2020年度に、従来型のPTAから任意加入を明確化し、広報サポのほか、校内の畑で子どもたちが実施している野菜作りを支える「畑サポ」、ICT情報通信技術の学校への導入を支援する「ITサポ」など多様な活動を展開。広報誌ではその成果や意義を写真と文章で報告している。活動の周知を目的としているため、PTA加入・非加入に関わらず配布されている。
神奈川県のコンクール講評では、子どもたちの躍動感あふれる表紙写真や、デザイン性の高さ、教員を対象にした「生理研修のリポート」といった読み応えある社会性あるテーマの記事、PTA非会員へのやさしい眼差しなどを評価。清水さんは講評を受け、「『強制ではなく共感で会員が増えるのでは』という言葉をもらえた。150周年という節目を迎える磯小の盛り上げを支えられればと思っていたので、やり切った感があります」と顔をほころばせていた。
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