意見広告・議会報告
県政報告さと通信No.8 お年寄りがいつまでも住み続けられる街であるために 神奈川県議会議員 吉川さとし
県議会の共生社会推進特別委員会が10月3日に開かれ、来年4月に改訂を予定している「かながわ高齢者保健福祉計画」について質問しました。
同計画は、老人福祉法に基づく老人福祉計画と介護保険法に基づく介護保険事業支援計画を一体化した県の計画です。神奈川県内のどこに住んでいても、必要な人が必要な介護サービスを受けられるよう、広域的な観点から目を配ることが県として大切です。
介護保険制度の中にはいつまでも住み慣れた地域や自宅などで高齢者の方が暮らせるように小規模多機能型居宅介護などを含む「地域密着型サービス」があります。定期巡回・随時対応型訪問介護看護も地域密着型サービスの一つですが、大磯や二宮のような小規模市町村では採算面などから「事業所の参入がなかなかできない」「手が上がらない」といった課題があります。これは地域密着型サービスが原則として事業所所在地の市町村の住民しか利用できないという制度上の制約があることも一因です。サービスを必要とする高齢者がサービスを受けることができていない現状があります。
そこで今回、「一つ一つの市町村ではニーズが小さい場合でも、広域では採算ベースに乗ることが考えられる場合、複数の市町村の住民が一つの事業所のサービスを利用できないのか」と私は質問・提案いたしました。高齢福祉課長からは「事業所が所在する市町村が同意すれば一つの地域密着型サービス事業所を複数市町の住民が利用することは可能である」との答弁をいただきました。
また、県としては市町村間連携のための調整役をしっかり担う必要があると提言いたしました。安心して暮らせる大磯二宮のため、引き続き県政に声を届けていきます。
吉川 諭
satoshi1982yoshikawa@gmail.com
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希望と安心のまちづくりへ3月29日 |
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