2023年も残すところあと少し。二宮町の川勾神社と大磯町の六所神社では、社殿のすす払いや茅の輪づくり、破魔矢などの授与品の用意など、初詣に向けた準備がピークを迎えている。
地元に継承される年越し準備の技術
二宮町山西の川勾神社(二見直樹宮司)では12月8日、新年を迎える前に、神社社殿などの一年間の汚れを祓い清める「すす払いの儀」が行われた。
同日、川勾神社の総代や関係者らによるしめ縄と茅の輪づくりも行われた。
同神社責任役員の西條将崇さんは、「材料集めに苦労しました」と話す。稲わらは町内で確保できる分では足りず、大磯や平塚の農家のほか、藤沢の福祉施設から奉納されたという。「このままでは、地元の皆で手作業で編むという神社の伝統が途絶えてしまう。稲わらをくださる方がいたらぜひお願いしたい」と話していた。
問い合わせは西條さん【電話】0120・854・171((株)アルハリ)。
年末年始の賑わいに思い馳せ絵馬結ぶ
大磯町国府本郷の六所神社(柳田直継宮司)では12月9日、厄除けや家内安全を願う破魔矢に来年の干支「辰」が描かれた絵馬を取り付ける作業が行われた。
巫女を務めて5年目になる小川楓夏さんは、「地域の人と関わることが多い仕事で魅力を感じています。お正月は特にたくさんの方でにぎわうので、今年もがんばりたい」と笑顔を見せ、心を込めて絵馬を結んでいた。
同神社の柳田崇道さんは、「今年は駐車場も広くなり、より足を運びやすくなった。大しめ縄も新しくなったので、清々しい気持ちでお参りしてもらえればうれしい」と話していた。
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