大磯町の桜「大磯小桜」の苗木を配布するなどして普及活動を行ってきた齊藤廣昭さんが1月7日、これまで活動を共にしてきた仲間たちと「大磯小桜会」を発足させた。大磯小桜は2020年に園芸品種登録され、大磯を中心に約160本が植樹されている。
大磯小桜は、齊藤さんが福島県福島市瀬上町の実家の桜を大磯でも咲かせようと苗木を育てたもの。「変わった桜だと思っていた」と齊藤さんが振り返るように、小さく可憐な花が枝に絡みつくように密生して咲く姿が特徴だ。齊藤さんが20年以上前から育成に取り組み、2020年に公益財団法人 日本花の会により新たな園芸品種に認定された。例年、苗木を無料配布しており、管理などは町内で造園業を営む同会の辻丸宜邦さんが協力している。
会を発足した経緯には、「孫の代まで、何十年と『大磯小桜』を引き継ぎたい」という思いが込められている。齊藤さんは「桜はどうしても開花までに時間がかかるもの。最盛期を迎えるまでには何十年もかかるかも。一番最初に植えた大磯運動公園の大磯小桜がちょうど今年あたり綺麗に咲き揃うと思うので楽しみ」と笑顔を見せていた。開花は3月下旬。
問い合わせは、齊藤さん【携帯電話】090・1254・4060、辻丸さん【電話】0463・73・4919。
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