さと通信No.17 視察報告 高齢者の元気が地域の元気に 神奈川県議会議員 吉川さとし
3月27日から3日間、大分市のグリーンスローモビリティ、別府市の社会福祉法人太陽の家、うきは市のうきはの宝株式会社、佐賀市の佐賀少年刑務所の計4か所を会派”かながわ未来”10人で視察しました。その中の「グリーンスローモビリティ」と「うきはの宝」についてご報告いたします。
移動支援に低速電動バス
大分市が地域交通として導入している低速電動バス「グリーンスローモビリティ」は、高齢者の生活の足の確保と低炭素型交通の実現を目的に導入されました。実際に試乗し、20Km/時の低速走行や自由乗降の様子などを体感してきました。買い物や通院など、地域社会と高齢者とをつなぐ生活の足の確保の大切さを再認識しました。
「おばあちゃんの知恵」3千万の収益に
福岡県うきは市にある「うきはの宝株式会社」は高齢者に生きがいと収入を作ることを目的に「75歳以上のおばあちゃんたちが働ける会社」として創立されました。おばあちゃんたちの生活の知恵の結晶ともいえる、食や料理をサービス化し、干し芋の販売では年間3000万円を売り上げます。また「ばあちゃん新聞」を発行して高齢者の多様な活躍の場を後押ししています。「インターネットやデザインの力」と「ばあちゃんの生活の知恵」を掛け合わせること、多世代が協働することで双方に刺激となって価値が生まれることを実感しました。
超高齢化社会を迎えている日本において、行政と民間が連携し、多世代協働を図りながら高齢者の生きがいや活躍の場を創ることが大切です。今回の視察での多くの学びを活かし高齢者施策に反映してまいります。
吉川 諭
satoshi1982yoshikawa@gmail.com
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希望と安心のまちづくりへ3月29日 |
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