大磯町議会(吉川重雄議長)が5日、全国町村議会議長会の実施する町村議会表彰で「特別表彰」を受けた。2014年、議員提案の省エネ・再生エネ利用推進条例を全会一致で可決した実績など、他の規範となる議会運営が評価につながった。
町村議会表彰は、政策づくりや行政への監視機能、住民に開かれた議会運営などの観点から、先進的な業績を残した議会を顕彰する制度。大磯町議会の受賞は、2007年度の「表彰」に次いで2回目。
大磯町議会は、福島の原発事故を受けて町独自のエネルギー政策を打ち出そうと、2014年12月定例会で議員提案による「大磯町省エネルギー及び再生可能エネルギー利用の推進に関する条例」を可決。条例提案に先立ち、国への意見書提出や有識者を招いた勉強会、町民へのパブリックコメントを実施するなど議会全体で取り組んできた。
開かれた議会に向けては、全会議の原則公開や議事録、議案をホームページで閲覧できるようにして透明性を高めた。町の予算案に対する修正可決や決算の不承認などで、行政の監視機能を示したことも、同表彰が求める模範的な議会像に合致した。
受賞を受け、吉川議長は「過去から積み重ねてきた努力の賜物。今後も開かれた議会を目指し、町民にとって身近な議会を議員一丸となって作っていきたい」と話した。
今年度は、全国21都道県から27町村議会の推薦があり、「特別表彰」は大磯町議会ほか1議会、「表彰」は25議会が受賞した。
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