小田原養護学校 アビリンピックで上位独占 佐藤君が金賞、末吉さんが銀賞の快挙
先月22日に相模原市で行われた第8回神奈川県障害者技能競技大会(アビリンピック)。同大会木工の部に出場した小田原養護学校(市内蓮正寺/佐藤憲司校長)高等部から佐藤啓太君(3年)が金賞、末吉沙樹さん(2年)が銀賞に輝いた。同大会ではパソコンデータ入力やビルクリーニング、喫茶サービスなど13種目があり、115人が各種目で技能を競い合った。
木工の部の課題はCDラックの製作。90分間で板5枚を設計図通りに切り取り、組み立てて作製するもの。2人は出場が決まった昨年12月から練習を重ねてきた。大会前日には本番と同じスケジュールで製作に取り組み、当日に臨んだという。釘打ちが0・5㎜ずれると1点減点と、ミリ単位で左右されるシビアな戦いを勝ち抜いた。
佐藤君は「緊張した。練習よりはうまくできたけど、夢中になっていてボンドを塗り忘れてしまった」と苦笑い。末吉さんは「木が固くて、キリで穴を開けるのが大変だった」と苦労を話し「賞を取れると思っていなかったので嬉しい」と笑顔を見せた。
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![]() ▲2人が作製したCDラックは細部まで丁寧に作られている
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