小児医療費助成 小3まで自己負担0に 近隣市町村ではすでに助成が拡大
小田原市は小児医療費の助成を現行の「小学校就学前」から「小学校3年生修了」まで3年間拡大する予算案を市議会に上程した。3月議会で可決されれば、今年10月から実施される予定。助成の所得制限はこれまで同様となる。
助成の拡大にあたり、小田原市では新たに対象となる児童数を約3900人と想定している。予算額は4億44万7千円で、対象年齢拡大分は3770万円となる。入院については引き続き、「中学校修了」まで医療費の自己負担額を助成する。今年度小学校に入学する児童から新3年生の児童は、助成がはじまる10月までの6カ月間、医療費は3割負担となる。
近隣の市町村では、箱根町、山北町、中井町が中学校修了まで、松田町が小学校修了まで、南足柄市が小学校3年生修了までの助成を昨年度から実施。小田原市では「対象者が近隣の市町村よりも多いので、その分負担がかかるが、子どもの健全な育成支援と健康増進を図るため、助成していきたい」と話している。
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