窃盗犯昨年の1.4倍 小田原署が注意呼びかけ
小田原市内で犯罪が増加している。小田原警察署(野田次郎署長)は今年1月から8月末までの犯罪発生状況を発表、注意を呼びかけている。
同署管内(小田原市、箱根町、真鶴町、湯河原町)の犯罪件数は1756件で前年同時期と比べ459件増。小田原市内では1570件で、466件増だった。なかでも1250件と全体の8割を占めるのが窃盗犯。特に自転車448件(+141件)、オートバイ196件(+112件)の盗難が目立つという。ほかにも車上狙い(カーナビなどの部品狙いも含む)が倍増(185件、前年+91件)だった。同署生活安全課によると、自転車・オートバイ盗に関しては小田原駅東口、国府津・鴨宮駅前、商業施設などの駐輪場で午後6時から9時頃に多発。盗難にあった半数以上は無施錠で、なかには家の敷地内から盗み出されるケースもあったという。同課の秋元喜代志警部は「ちょっとした不注意での発生が多い。オートバイはキーをさしっぱなしで離れず、できればハンドルロックもかけて」と注意を呼びかける。
また小田原署管内では振り込め詐欺の被害も増加。発生は昨年より9件増加の15件で、被害総額は約6400万円(+5600万円)にのぼる。手口は主に手渡し型で、息子や孫を装い、被害者の大半が女性だという。秋元警部は「電話で家族をかたってお金の話をされたら、まず詐欺を疑ってほしい」と話している。
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