小田原・箱根・湯河原・真鶴
公開日:2014.02.15
鉄砲稽古支える一本
旭丘高の相撲場に調体柱
新名学園旭丘高校(水野浩学校長)久野・荻窪キャンパスの相撲場に、待望の調体柱(=鉄砲柱)が植えつけられた。
2年前に完成した土俵には、「身体の調子をはかり、整える相撲の基本」(岸田光弘顧問)の”鉄砲”を行う柱がなかった。
水野学校長は地元で40年林業を営む杉山精一さん(南足柄市在住)に相談。杉山さんは「未来を担う子どもたちに活用してもらえるのなら」と木の寄贈を快諾した。土俵脇に植えつけられたのは樹齢60年、直径35cm程のヒノキ。杉山さんが5日間丹精を込め、磨き上げた一本だ。
1月27日には、関係者列席のもと式典が執り行われた。祝詞や玉串奉奠の神事の後、練習はじめとして岸田顧問と部員が次々と鉄砲柱に向かい「パシンッ」と軽快な音を響かせた=写真上。千葉醇也部長(3年)は「立派な柱ができ感動です」と笑顔を見せ、杉山さんは「1本の木がこれほど評価されるとは」と目を潤ませた。
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