西湘高校かるた部(部員数26人)が「第28回神奈川県高等学校 小倉百人一首かるた選手権大会」の団体戦で優勝、同校初となる2年連続での全国大会出場の切符を手にした。
かるたの試合は100枚ある札の内、半分の50枚を取札として使用する。自陣、相手陣25枚ずつに振り分けられた札は自身の好きな位置に配置。15分の暗記時間で互いの札の位置を記憶し、試合がはじまる。試合中、歌を詠む読手(どくしゅ)は、100枚すべての札を順々に読み上げるが、50枚は空札として選手を惑わすなど、独特のルールを待つ。
団体戦は、8人の登録選手の中から試合ごとに5人を選出し、5人が同時にそれぞれ1対1の試合に臨み、勝敗を決する。
4チームごとのリーグ戦で争われた5月の一次予選を全勝で通過した同校。6月の二次予選では、初戦の横浜平沼高、2回戦の慶応義塾湘南藤沢高、決勝の平塚江南高をいずれも3―2の接戦で破り、県大会を無傷で突破。7回目の全国大会へ駒を進めた。
主将の木村宏美さんは「初戦、2回戦と互いに手札が1枚ずつの『運命戦』にもつれ込んだが、運よく自陣の札が読み上げられ、勝利することができた。実力が均衡した大会で優勝できてうれしい」と喜びを語った。「今年は女子だけのチーム。チームワークを武器に、全国大会は運だけでなく、確実な試合を心がけ、ベスト4を目指したい」と意気込む。
全国大会は7月19日(日)に滋賀県大津市の近江勧学館で開催される。
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