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妙善寺(酒匂) 開創450年に新本堂落慶 「念願の大事業」 檀信徒つどい法要営まれる
眞如山 妙善寺(小田原市酒匂3の1の22)で10月13日、本堂新築落慶法要が執り行われた。「高祖日蓮大聖人降誕八百年」「妙善寺開創四百五十年」という節目を迎える大事業を檀信徒や関係者、近隣寺院の僧侶らが祝った。
西に酒匂川、南には相模湾を望む妙善寺は1573年(天正元年)開創。戦国の世から江戸、そして現代まで――。心の拠りどころとして永く地域の人々を見守ってきた。
寺の記録によると、本堂は明治43年に火災により焼失。縁のあった善行寺(横浜市)が本堂建替えを行うとのことで、旧本堂を譲り受け移築した。大正12年の関東大震災で倒壊したが、昭和2年に再建された。
近年は修繕や改修を重ねてきたが老朽化は著しく、耐震基準への対応も踏まえ3年前に建替えを決定。加納信悟住職(68)や檀信徒、建設会社らが思いをひとつに事業を進めてきた。
いよいよ迎えた落慶法要。数日降り続いた秋雨もこの時ばかりは弱まり、境内は静寂に包まれた。
ヒノキの香り漂う新本堂に次々と檀信徒らが集まり、鐘の音とともに法要が開式。加納住職や近隣の僧侶が入場し「法華経」等を拝読、「南無妙法蓮華経」の題目を唱える厳かな声が堂内に響きわたった。
続いて、本堂を施工した株式会社金剛組・刀根健一社長と、檀信徒らによる建設委員会(朝倉雅壽委員長)に感謝状が贈られた。
加納住職は「檀信徒の皆様には、大変な状況のなか意を汲んでいただき素晴らしい道場ができました。また金剛組の方々にもいろいろ無理を言いましたが、素晴らしい技術と思いで応えていただきました。感謝の一念につきます」と謝辞を述べた。また「これから何百年と続く道場ができたと思っています。お寺は地域があってこそ。ぜひ多くの方に活用していただきたい」と結んだ。
「日本最古」の金剛組が施工
金剛組は、西暦578年(飛鳥時代)創業という「日本最古の会社」として知られる寺社建築のトップ企業。妙善寺の工事でも、国指定重要文化財などを手掛ける卓越した技術が随所に施された。
屋根は「入母屋造り」から「寄棟造り」に変更。潮風など厳しい自然環境への耐久性を考慮したものだが、シンプルな形状だからこそ計算しつくされた稜線の優美な姿が際立つ。
内陣を囲む木曾ヒノキ柱は「磨き丸太」の仕上げ。自然木の様に根元から上になるほど細くなり、1本ごとの太さも異なるため、梁などとの接合に精密な加工技術が求められる。内陣の柱で用いられることは、現代の寺社建築で「非常に珍しい」という。
刀根社長は祝辞で「無事にお引渡しができ安堵しています。建物が完成してからが本当のお付き合い。末永くお付き合いをお願いしたい」と述べた。
加納住職は「総棟梁をはじめ職人の皆様は、技量はもとより仕事に取り組む心根から違う。様々なご縁で素晴らしい本堂ができ、法悦極まりない」と感謝した。
日蓮宗 眞如山 妙善寺
小田原市酒匂3-1-22
TEL:0465-47-2923
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