姉妹都市の小田原市と八王子市(東京都)、寄居町(埼玉県)が11月19日、八王子いちょう祭りの会場で下水道マンホール蓋の交換式を開催した。今後、小田原ではかまぼこ通りに3都市の蓋が設置される。
下水道への関心を深め、観光客の集客増を目的に行われたマンホール蓋の交換。マンホールを管理する自治体が他の都市と蓋を交換し、設置するのは全国で初めて。
11月19日の交換式には、加藤憲一小田原市長や石森孝志八王子市長、花輪利一郎寄居町長らが出席し、それぞれの街のマンホール蓋を披露。北条氏の縁で昨年10月に結ばれた絆をさらに深めていこうと、勝ちどきをあげた。「ぜひ小田原に立ち寄って観光を楽しんでいただきたい」と呼びかけた加藤市長は、蓋の交換を機に「3都市のさらなる発展を期したい」と述べた。
3枚をかまぼこ通りへ
今回交換する蓋のデザインは、3種類とも街の特色が存分に盛り込まれている。『酒匂川』と題した小田原は、川や城、箱根連山、富士山と東海道五十三次の風景をモチーフに。八王子市は、伝統的な人形芝居『車人形』、寄居町は町の鳥や自然の『キジ、カタクリ、ヤマザクラ』。すべてカラフルに彩色されている。
小田原市は来年度までに、観光の活性化を推進するかまぼこ通りに3種類の蓋を1枚ずつ設置する。市内でのカラーマンホールは初。近年、他の自治体では蓋のデザインを載せたカードを発行するなど注目が高まる中、市下水道整備課は「観光客の回遊性向上にもつながれば」と期待を寄せる。
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