小田原市は11月27日、南足柄市との合併の意向を問う市民アンケートの結果を発表した。合併推進に前向きな市の方針に、肯定的な回答が約7割を占めた。
アンケート対象は無作為に抽出した18歳以上の市民1万人。10月中旬に発送し、3960件の返送があった(回収率39・60%)。
設問は、「『南足柄市との合併を推進することが望ましい』という市の考え方について賛同できるか」の1項目。回答は「賛同できる」「どちらかといえばできる」を合わせると68・08%で、「賛同できない」「どちらかといえばできない」は合わせて19・87%だった。
加藤憲一市長は「回答者のうち約7割の方が、市の考え方を肯定的にとらえていただいている一方で、否定的な回答が約2割にとどまったなど、今回のアンケート結果によって市民の意向を明瞭に把握できたと考えている」と述べた。市では合併の是非について、「アンケート結果や南足柄市の動向等を踏まえて判断していく」としている。
同日、南足柄市もアンケート結果を公表した。対象3700人のうち回答2292件、回収率61・9%で、小田原市と比較して市民の関心の高さがあらわれた。
性別・年齢等の基本情報のほか、質問は、両市による任意協議会の目的や、合併のメリット・課題・デメリットを知っているかを問うものなど5項目。そのうち小田原市との合併については「しないほうがいい」28・6%、「したほうがいい」27・2%と拮抗。「もっと丁寧に、いろいろな面から検討をしたほうがいい」が最多の34・2%だった。
アンケートの集計結果は、両市のホームページで公開している。
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