小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化
公開日:2017.12.09
120年の歴史受け継ぐ
森町の山車 地元青年会に
静岡県森町で120年以上受け継がれてきた屋台(山車)が、外郎家を経て地元自治会の筋違橋・欄干橋青年会に渡された。12月2日には、外郎家ゆかりの玉伝寺敷地内の仮設の山車小屋に収められた。
森町の山名神社天王祭舞楽(国重要無形民俗文化財)の「蟷螂の舞」を伝えたのが、京都から小田原に移る途中の外郎家だ。祭りではお囃子を乗せた8基の屋台が地域を巡行する。その中で最古の屋台が新調されることを知った外郎藤右衛門さん(55)が購入し、11月に青年会に寄贈した。
青年会の柳田洋和会長(32)は、「地域の子どもたちが、山車に乗ってお囃子をしたいと憧れを持ってくれれば。地域の財産としてしっかり受け継いでいきたい」と話した。
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