本日9月29日から、福井県内で開幕する第73回国民体育大会(10月9日まで)に、小田原にゆかりのあるアスリートたちが出場する。
陸上競技(10月5日から9日/福井県営陸上競技場)には、成年男子400mハードルに松下祐樹選手(小田原高出身/現・ミズノ)、砲丸・やり投には山内愛選手(小田原城北工高出身/現・長谷川体育施設)、成年女子400mには青木りん選手(相洋高出身/現・東邦銀行)が出場。
2016年にリオデジャネイロ五輪にも出場した松下選手は「自分を育ててくれた神奈川に良い結果をもたらせるよう全力を尽くす。国体での結果がこの先の世界陸上、東京五輪に大きな意味を持ってくるので48秒台を狙いたい」と意気込む。
山内選手は今回が通算9回目で、社会人としては初の国体出場。「県代表として出場できることをうれしく思います。『さすが山内!』と思ってもらえるような試合をします。シーズンベストを目標に一投入魂!やり投は競技生活で絶対60m投げます」とロングスローを誓った。
故障もなくベストコンディションで練習を積んできた青木選手は4度目の出場。「神奈川のユニフォームを着て走ることができるのは国体しかない。代表として120%の力を出したい」と話し、目標とする「53秒台」でゴールしたその先には4年連続入賞が待ち構えている。
青木、高島でバトンか連覇がかかるクレイ
相洋高の高島咲季選手は少年女子400m、大会連覇がかかるクレイアーロン竜波選手(ともに2年)も少年男子800mに挑む。今夏のインターハイで高校王者になったクレイ選手と高島選手。9月の県新人大会でも共に男子1500mと女子400mで大会新記録で優勝を果たすなど、国体に向けて視界は良好だ。
クレイ選手は「1分40秒台で優勝を狙う」ときっぱり。「今までは追う立場だったが、追われる立場になった」と自負。世代を代表するアスリートに上り詰める覚悟がにじむ。
高島選手は県新人大会で調子が上向きに。「欲を言えばもう少し良いタイムを出して、国体を迎えたかった」と言うが、狙うものは頂点しかない。
また、成少共通4×100mリレーのメンバーに青木選手と高島選手が選出され、2人がリレーで共演する可能性も十分にある。「(青木先輩には)このチャンスに、大会への挑み方やリレーへの思いを聞きたい」と胸を高鳴らせる。
これに対し、青木さんも「頼もしすぎる後輩。一緒のチームで走ることができるのはとても楽しみ」とレースを心待ちにし、「『リレーの相洋』として巧みなバトンパスをして、少しでも神奈川チームに貢献したい」と応えた。
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