来年9月20日。ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会が開幕する。小田原でも前回大会準優勝の豪州代表「ワラビーズ」が城山陸上競技場で事前キャンプを行うことが決まっている。本紙ではそれに携わる人々や動向を追う。
豪州代表チーム「ワラビーズ」が10月29日〜11月3日、小田原市で初のトレーニングキャンプを行った。小田原城本丸広場での歓迎セレモニーでは、加藤憲一市長をはじめ、ラグビースクールの子どもたちが歓迎。その後の滞在期間中は城山陸上競技場で練習を公開したほか、下府中小学校を訪問し、子どもたちとの交流も楽しんだ。
「城山のピッチでワラビーズがトレーニングをする姿にホッとした人も多かったはず」と話すのは小田原市ラグビーフットボール協会の高橋敦朗会長。ラグビーW杯2019の事前合宿地として小田原にワラビーズの招致に協力したメンバーの一人だ。
招致に全面的に協力し、滞在中は選手らが宿泊したヒルトン小田原リゾート&スパは「リラックスし、集中してトレーニングをしてもらえる環境」を提供しようと準備を進め、夏場のレストランスペースに特設ジムを設置。約2千万円の予算を掛け、トップアスリート仕様のトレーニング機器を導入した。
食事面でも野菜やフルーツなどを中心にバランスの良いメニューで選手のコンディション作りをサポートした。マーケティングコミュニケーションズマネージャーの高橋厚子さんは「追加の要望もなく満足してもらえた」と確かな手応えを掴んだ。プライバシーに関しても「ピッチやホテルも緑が多く、喧騒から離れて集中できる環境」(クリス・フォード広報マネージャー)と好評だったという。
小田原箱根商工会議所では、会員の飲食店14店舗でオージービーフフェアを実施してムードを高めた。ラグビーW杯や東京五輪事業を担当する市企画政策課ではワラビーズのチームカラー・ゴールドの幟を250本用意。競技場や小田原駅周辺、市役所入口などに掲出した。初の滞在を大きなトラブルなく終え、「私たちが想像した以上に選手たちがファンサービスをしてくれた」と話す一方、市内の盛り上がりについては「これからどこまでラグビー熱を高めていけるかが重要」と課題をあげた。
今後、12月に小学生の関東大会予選をはじめ、来年1月にはクラブチーム全国大会、2・3月にも県ミニラグビーファイナルカップ、女子ラグビー選手権を行うなど市内では継続してラグビーに触れる機会を設ける。開幕まで残り307日に迫る本大会、そしてワラビーズ再来日の成功に向け、関係機関と市民がスクラムを組むことが不可欠だ。
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