小田原、箱根地域の木工職人たちが、木の文化に触れてもらおうと2年に一度開催している「小田原・箱根『木・技・匠』の祭典」。11月23日からの3連休にハルネ小田原で開かれ、約8800の人でにぎわった。
場内は3つのブースに分かれ、制作の実演や木製品の直売、ワークショップなどを展開。職人の技術とアイデアを競う「木のクラフトコンペ」の入選作品が展示され、来場者は巧妙な仕掛けや細工に感嘆の声をあげていた。
かつて小田原城の人気者だったウメ子に見立てた木製のゾウに、端材で自由に飾るブースには、子どもたちが次々と貼り付ける姿も=写真上。真鶴から来場した大内瑞保さんは、息子の瑞貴ちゃんを連れ「自分も小さい頃つみきでよく遊んでいた。木の感覚が好きみたいです」と木製おもちゃで楽しそうに遊んでいた=写真下。
木工業界では、職人の高齢化が進む一方、次世代が盛り上げ役を担う動きもある。箱根物産連合会の露木清勝会長は「今回は若い世代が企画段階からまとめてくれ、世代交代もしながら、盛りあがったと思う」と盛況ぶりを喜んだ。
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