小田原警察署管内で今年度に発生した交通事故による死亡者数が、11月末時点で県内ワーストを記録している。小田原市内でも11月の1カ月で3件の死亡事故が発生しており、飲酒の機会も増える年末を前に、同署では安全運転を呼び掛けている。
今年1月1日から11月30日までに小田原市、箱根町、湯河原町、真鶴町の同署管内で発生した交通事故件数は770件。昨年より100件減少したが、死亡者数は11人と前年より5人増加した。
管内の事故の特徴としては、交差点で多く発生しているほか、65歳以上の高齢者による事故が4割を占める。主にスピードの出しすぎや前方不注意などが要因になっているという。また、飲酒運転による事故件数も県平均より高く、12月の撲滅月間に合わせて検問などを強化する。
同署交通第一課の高橋一成課長は「年末年始は交通量も増える。交通ルールを今一度確認しながら、譲り合い、ゆとりを持った運転を心がけることが事故防止につながる」と話した。
二輪車講習無料で受付
同署では二輪車事故防止のために、ヘルメットやプロテクターの着用を進めるとともに、安全運転講習を来年1月31日(木)に鴨宮自動車学校で実施。白バイ隊員や二輪車普及安全協会の指導員などが実技を中心に運転講習を行う。講習の参加には運転免許証、車両が必要。午前9時から正午頃まで。無料。先着30人。
申し込み、問い合わせは同署【電話】0465・32・0110へ。
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