鍛練重ね いざ初舞台 市内2選手が全中へ
8月17日(土)から近畿地方を中心に行われる全国中学校体育大会(=全中)。小田原市の中学校から2選手が、柔道と相撲競技で日本一をかけた戦いに挑む。
相洋中学校柔道部の井上航さん(3年)は県大会男子55kg級を制し、全中初出場を決めた。
中3に向け階級をあげたばかりの頃はパワー不足で「延長戦を戦い抜く力がなかった」と振り返る井上さん。スタミナ強化のために朝練時の坂道ダッシュなど肉体改造に力を入れてきた。高校生と組み合う時間を多く持つことで、指導する込山清顧問も「投げる腕力もついてきた」と成長ぶりに目を細める。
県大会準決勝では課題だった延長戦を制すと、決勝でも起死回生の跳ね腰で一本を奪い逆転勝ち。気持ちと体力両方を切らさず戦い抜いた自信を手に、頂点に立った。
全中へは「全て出し切りたい。そうしたら結果がついてくると思う」と前を見据えた。大会は17日から兵庫県で行われる。
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城南中学校特設相撲部の依田蒼基さん(3年)は県で準優勝し、全中へと駒を進めた。小学生の時に相撲を始め現在は173cm、124kg。授業が終わると毎日旭丘高校の土俵へ出向き、稽古を積んできた。特設部三浦寿志顧問は「1年生の時から相撲一筋。ぶれない芯の強い選手」と評する。
今春肩を痛め、相撲を取れない日々が続いたが「出来ることをやろう」と基礎練習を徹底。腕立て伏せに重点的に取り組んだ結果”突き”に磨きがかかった。県大会決勝では四つ相撲となり寄り切られたが「立ち合いから強く出る」自分の相撲には手応えも感じている。
「挑戦者として一番でも多くとりたい」と意気込む依田さん。大会は17日から奈良県で開催される。
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