日本木材青壮年団体連合会関東地区協議会が主催する第83回地区会員神奈川大会が11月9日、報徳二宮神社報徳会館で行われた。神奈川、茨城、埼玉、東京、山梨、千葉、静岡の木材産業に携わる若手ら約100人が集い、本郷浩二林野庁長官、石渡美枝子県環境農政局長、加藤憲一小田原市長らが列席。本郷長官は「木を持続的に使い、将来に向けて木の文化を日本に取り戻すべく国民に訴えかけていけたら」とあいさつした。
大会が県内で開催されるのは4年ぶり。森を守る人、製材・流通させる人、家や木工品に仕上げる職人が同じ地域内で連携している小田原が開催地となった。小田原ではこれまでに、木材業、大工職などの青壮年団体が連携し、地元の間伐材を利用したかまぼこ板づくりや公共施設の木質化、木育活動、被災地支援、寄木の家づくりなど、さまざまな取り組みを行っている。式典前には宮大工の芹澤毅さんによる木の取組ツアーが行われ、地元の技術を結集して2017年に建立した報徳二宮神社の表参道大鳥居などが紹介された。
小田原林青会の高木大輔さんは「小田原の取り組みを紹介できたこと、それぞれの地域で特色を生かした活動と出会えたことなど、収穫が大きかった」と振り返った。
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