朝夕に慢性的な交通渋滞を起こしている国府津駅周辺について、小田原市は2020年度から整備事業を開始する。既存の駐輪場にロータリーを延伸させ新たな送迎用駐車スペースを確保するほか、2層式駐輪場の新設や歩道の拡張を行い、市は現状の混雑緩和と安全性の向上を図りたい考えだ。
1日の平均乗降者数は1万2千人ほど(18年度)の同駅周辺では朝夕、駅利用者を送迎する車による渋滞が発生。07年から08年にかけ、市はバス進入路を別ルートにし、ロータリー整備を実施したが改善に至らなかった。近隣商店主の一人は「今も雨天時は国道まで停車する車の列が伸び、危険性を感じる」と状況を語る。
市はこれまで15年度に同駅の周辺整備基本構想を策定。翌年に用地を買収するなど計画を進めてきた。新たな駅前の拡張整備は交通混雑の改善と駅利用者の安全性を考慮したもの。
同事業では駅西側の駐輪場スペースを整備。ロータリーを延伸して一般車の乗降場(3台分)を確保するほか、コンビニエンスストア後方に15台分の駐車スペースを設置する。減少する駐輪スペースは2層式の有料駐輪施設を新設することでカバーする。
22年度の共用目指す
今年秋から2層式駐輪場の整備、来秋から路外駐車スペースやロータリー拡張工事を進める。用地買収なども含めた総事業費は約13億円。
小田原市道水路整備課の関係者は「今回の拡張整備は自転車スペースからロータリー整備と、駅利用者の安全を確保しながら段階的に実施していく。2022年度の早いうちには供用開始できれば」と話している。市は今後、同駅周辺地域の自治会などに事業の周知を進めていく。
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