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思い結実 待望の新拠点 穴部公民館が完成

社会

公開:2020年3月14日

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スロープ付きのエントランス前には木製ベンチも
スロープ付きのエントランス前には木製ベンチも

 小田原市の穴部自治会(川崎功一会長)の公民館がこのほど完成し、3月1日に落成式が行われた。建替案が持ち上がってから約30年を経て、住民待望の新しい拠点が誕生した。間仕切り可能な広い集会所を備えた、延床面積223・58平方メートルの平屋建て。

 1967年に建てられた木造2階建ての旧公民館は老朽化が進み、空調設備が十分でなく、手狭などの課題があった。そこで自治会で建て替えに向けて93年度に準備委員会を立ち上げ、翌年度から建築費の積み立てを始めた。資金の目途も立った2018年春に「地元の会社に依頼したい」と穴部に住む一級建築士・安井俊夫さんに設計を依頼。建替建設委員会(金指隆夫委員長)を中心に何度も打ち合わせを重ねてきた。

 当初は既存を取り壊し、同じ敷地に建て替える予定だったが、隣接する児童公園に移すことに計画が変更された。公園には、旧公民館ができた当時に植樹された8本のソメイヨシノがあり、住民たちが花見を楽しむシンボルツリーでもあったという。「最後に皆で花を愛でよう。それまで工事は待って」(川崎会長)と着工直前の昨春に桜まつりを初開催。老木ゆえに伐採後の利活用は叶わなかったが、一人ひとりが桜花爛漫な姿を目に焼き付けたという。

 新しい公民館を前に金指委員長は「安心安全のまちづくりの拠点。完成してほっとした」と話し、川崎会長は「利用すグループが増え活発になれば」と期待を寄せた。今後、旧公民館は解体され、跡地を児童公園に整備していく予定だ。

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