湯河原町内で子どもから高齢者まで多世代の交流の場を提供している「ゆがわらっことつくる多世代の居場所」(運営団体/一般社団法人ユガラボ)が、子どもたちのためにオンライン会議システム(Zoom)を利用した交流の場を立ち上げた。子どもたちはネット上に設けられた「居場所」で友達との会話や学習に励んでいる。
コロナ禍で休校している間も子どもたちの日常を、湯河原の地域の力で安心して過ごせる学びの場をつくりたいというユガラボ代表の山田貴子さんらの思いから始まった取り組み。町内で行っている活動をインターネット上で展開したもので、スタッフが進行役となり子どもたちの交流や学びを画面上で促す。4月に開かれた居場所は午前9時30分から午後3時、朝のあいさつから始まり、各自がやりたいことに取り組んだり英語や工作、遊びなどが行われた。
多世代の居場所は、2016年に町と慶應義塾大学SFC研究所の共催でスタートした。18年からは、町と一般社団法人ユガラボの共催事業として活動を継続、町内に拠点を構え多世代交流を行っていた。そんな中、コロナ禍で学校は休校し、感染拡大予防から拠点は活動休止となった。山田さんは「子どもたちが1日の予定を決めて過ごしている。居場所を通して自分の未来は自分で創れるということを体感してくれれば」と話している。
対象は湯河原町の未就学児から高校生。入退室自由。端末やネット環境のない家庭向けのレンタルもある。5月も開催しており、参加方法や開催日など詳細は、ホームページhttps://online.yuga-lab.org/を参照。
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