クラシックホテル、富士屋ホテル(箱根町宮ノ下)は7月15日、耐震工事が完了し約2年3カ月ぶりに営業を再開した。
当日、再開を祝うセレモニーが開かれ、あいさつした勝俣伸社長は「耐震工事期間中はご協力ありがとうございました」と各関係者に感謝の気持ちを述べ、「皆様に末永く愛されるホテルとして、従業員一同精進していきます」と誓った。来賓の山口昇士箱根町長は「さらなる100年に向けて、安心安全な建物となり、より魅力的なホテルに生まれ変わった」と祝福した。
その後、テープカットが行われオープンすると、待ちわびていた多くの宿泊客らが館内に入場した。横浜市から来たという軍司和子さん(54)は「夫婦で泊まりにきました。よく利用しているホテルで思い出もたくさんあります。休館前にも宿泊して、今日は約2年ぶり。リニューアルで変わったところもありますが、全体の雰囲気など良いところはそのまま残されていた。楽しみたいと思います」と話した。
本館や西洋館、花御殿、食堂棟、別館旧御用邸菊華荘の登録有形文化財を有する同ホテル。休館中は建物の耐震工事のほか、装飾品など復元が行われた。また、エレベーターを増設するなどバリアフリー化も進められた。
当面の間、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、手指消毒やマスクの着用、客室使用率を通常の7割にして営業するとしている。
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