風光明媚な小田原を歌った楽曲『小田原城下町音頭』が、地元有志の働きかけで誕生した。作曲したのはかつて小田原で「流し」をしていた歌手の宮路オサムさんだ。
企画が持ち上がったのは今年6月頃。小田原をはじめ県西2市8町を応援するYouTube番組『さがみの果てまで行ってみよー!』を立ち上げた一人・田川順也さんが「小田原を代表するような歌をつくりたい。コロナ禍で沈みがちな街を明るくできれば」と、親交がある宮路さんに打診したのが始まりだ。
宮路さんは殿さまキングスとしてデビューする前の1960年代前半、市内本町の宮小路界隈を流しで回っていた。芸名の「宮路」もここからとるなど「小田原は第二の故郷のようなもの」と語る。話を受け「いつか恩返しをと思っていた」と作曲を快諾。「小田原への思いが強い人に詞を書いてほしい」という宮路さんのリクエストを受け、作詞は市内在住の関係者が担当した。「情景が思い浮かび、どの世代にも親しんでもらえるように」と、曽我梅林や御感の藤など季節ごとに小田原の名所を巡る歌詞をつけた。
8月下旬に都内で宮路さんがレコーディングし、自主製作CDが完成。企画者によると完成までの道のりなどを同番組で配信していく予定だ。現在振付けも考案中といい「まずは幅広く聴いてもらい、老若男女皆で歌って踊れる曲に育てたい」と意気込む。
CDはODAWARAケアセンター(栄町2の3の4美ゆ紀ビル3階)で無料配布中。希望者は直接来場し、氏名・住所・電話番号を記入して引き換え。1人1枚限り。受付は午前11時〜午後5時(日・祝祭日除く)。(問)【電話】0465・43・9746
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