県立小田原高校南館にある校史展示室と教材展示室、図書展示室が複合施設「中等教育史料館」としてこのほどリニューアルオープンした。この取り組みは同校創立120周年記念事業の一環。9月5日には史料館を管理・運営する同窓会「樫友会」関係者らが式典を行った。
県内2番目の中等教育校として1901(明治34)年に開校した同校には現在の中学校、高校に相当する明治期以降の教科書や和漢書などが残されている。中等教育史料は関東大震災や太平洋戦争などで多くが失われており、現存されているのは県内で唯一という。同館にはこれら史料に加え、卒業生から寄贈された当時の成績表など貴重な品も展示されている。
同窓会史料委員会の仮野慎一委員長は「校史だけでなく明治以降の中等教育の歴史が分かる施設は全国にも例がない。10年以上かかってようやく完成することができた」と安堵の表情を見せた。
同館は校史ガイド付きで見学が可能(要事前予約)。詳細など問い合わせは樫友会【電話】0465・20・3281(毎週火曜の午前10時から午後2時)へ。
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