幕末から明治にかけて撮影された箱根の写真を展示する企画展が、箱根町立郷土資料館(箱根町湯本266)で開かれている=写真=。芦ノ湖や大涌谷など当時の様子を知ることができる。11月29日(日)まで開催。
展示されているのは、来日外国人向けの日本土産として販売、輸出されていた日本各地の風景写真などが収められているアルバムの中にある箱根の写真。外国人が撮影した白黒写真に、日本人の職人が手作業で色をつけた貴重な物だ。横浜で製作・販売されていたことから横浜写真と呼ばれている。このアルバムが、世界中に箱根の魅力を広めたきっかけになったと言われている。
同資料館の鈴木康弘館長は「箱根の景観を世界中に伝える役割を果たした写真。当時の様子と現在の比較を楽しんでもらえたら」と話している。開館は午前9時から午後4時30分(入館は4時まで)。水曜と最終月曜休館。一般300円、小中学生150円。問い合わせは同資料館【電話】0460・85・7601へ。
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