小田原市立城山中学校の正門に小田原城をモチーフにした新たな校名看板が設置され、10月12日に除幕式が行われた。
校名看板は美術部の3年生5人を中心に、部員21人が制作。横150cm、縦70cmで、檜の無垢の一枚板を使っている。部員たちのアイデアにより、文字や石垣の部分には彫刻を施して立体感を演出した。
制作は昨秋、以前の校名看板の老朽化により西村泰和前校長が美術部に依頼したことがきっかけ。部員たちは今年1月に小田原城を見学するなどしてデザインを考え始めたが、直後に新型コロナの影響で休校に。6月から活動を再開させ、夏休みを利用して制作に励んだ。
除幕式で中島正視校長は「休校で活動ができない中、立派なものを作ってくれた。城山中学校の顔として設置できてうれしい。ありがとうございました」と生徒に謝辞を述べた。
部長の栗城虎ノ介さん(3年生)は、「ご支援してくださった皆さまに、感謝でいっぱいです。小田原の歴史を深く考えて作ったので、20年、30年、大事にしていってほしい」と完成した校名看板を何度も振り返った。
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